恵方巻きにとって最大の敵は他人。
周りに人がいなければ恵方巻きを無言で食べ切るなんて余裕です。
いつも通り、何も喋らずに食べればいい。
それだけのことです。
いつも通りの食事です。
恵方巻を食べていく
いざ、食す
パクっと一口。
スーパーで売れ残った恵方巻き。半額になって300円。
色んな具材が入っていて美味しい。
そしてボリュームも凄い。
食べ進める
3分の1ほど食べ終わる。
ボリュームが凄い。
今回の恵方巻で、北だと思っていた方角が北北西だったということを知った。次の住まいは、北にドア、南に窓があることが条件だな。
そんなことを思いながら3分の2、食べ終わる。
やはりボリュームが凄い。
限界が近いなぁと思いながらも、もちろん明日まで無言で過ごすわけにはいかないので、ゴールに向かう。
普段、いかに独り言を放ち続けているかがよく分かる。
今日は食器を洗わなくていい。歯を磨いて寝るだけ。楽だなぁ。卵が入ってるからタンパク質も摂れるし、きゅうりもキノコもその他いろいろ入ってる。一本でお腹いっぱい。コスパ良すぎでしょ、半額の恵方巻き。
そんなことを考えながら食していると、つい喋りそうになってしまう。
いつもはYouTubeをつけながらご飯を食べるけど、今日はYouTubeは一旦停止。スマホも見ないように。
つい喋るのを防ぐために。
季節の行事
非日常的食事
YouTubeを消し
スマホを見ず
いつもとは違う方向を向き
独り言を漏らさず
限界が近づいても頑張って食べきる
恵方巻とは、非日常的食事である。
おわりに
日々、何気なく過ごしていると、節分が近づいていることにすらきず気づけません。
朝、YouTubeをつけて、ローランドさんが恵方巻を食べてたことにより、2月3日と気づきました。
もちろん、2月3日に恵方巻を食べることは国民の義務ではありません。豆まきとかバレンタインとかクリスマスとかがなくならないのは、お店の売り上げに関わるからだと聞いたことがあります。
でも、季節の行事というのは、お店にとっても楽しむ側にとっても「Win-Win」だと思っています。楽しむことにお金を使うことは悪いことではないですし、楽しむことにお金を使わせるのは悪いことではありません。
しかしながら、独りで、北北西を向き、無言で、YouTubeもスマホも見ず、限界が近づいても最後まで一本食べきる。これは、楽しいのか。
食べる前はそんなことを思いましたが、実際にやってみると、普通の食事が非日常的な、不思議な気分の食事に。300円で味わえる感覚。一人豆まきもしておけばよかったと少し後悔しています(笑)
季節の行事も、毎年新しい学びがあるように思います。1年に一回くる節分の日。でも、毎年、環境も違えば自分も成長しています。節分という日は同じでも、同じ気分は味わえません。新しい気づきがあるのも、季節の行事の楽しみの一つです。
これからも、(すべてとはいかないですが)積極的に季節の行事に参加(?)していきたいと思います。
以上、【恵方巻きの巻】でした。
(終)